2024/02/27都内
漏水補修 シーリング増し打ち
今回は【漏水関連】の工事です。
こちらの建物は漏水が発生しており、オーナー様と相談の結果、外装のシーリング目地を増し打ちしさせて頂きました。
増し打ちに関しては最後のコメントで軽く触れておりますので、宜しければご覧になって下さい。
既存
マスキング箇所、シーリングが劣化により破断しています。
こちらの建物はパネル外装です。
乾式工法なので、パネルと建物の間には空間があります。空っぽの状態ですね。
外装材の継ぎ目を埋めているシーリングが劣化してしまうと、雨水等が入りやすくなります。また、中の梁などを雨水が伝わって、建物内の色々な場所に出てきます。
施工状況
上記の補足となりますが、吊元が強固であり、条件が整えば、複数名の作業員が同時に下降する事が可能です。
ロープでのデメリットは、仕様上一度で施行出来る範囲が自分の目の前だけ、という処でしょうか。
足場であれば、あっちもこっちも施行途中でも移動ができます。道具や資材も傍に置いておけますし、予備の材料も持って行けます。
ロープではその行動が取れません。一度に持っていける資材も限られますし、ちょっとその辺に置いておく、なんて事は出来ません。何より作業員は吊られている状態なので、足場に比べて施工する時間はどうしてもかかってしまいます。
足場を組めば1週間、ロープでやるなら1ヶ月、なんてのはよく聞く話ですね。勿論、状況次第での話となりますが。
作業を終えて
今回の工事も無事に終了です。ありがとうございました。
増し打ちでの施工でしたが、目地自体は深目地なので増し打ちと云えど新しい材料を多めに厚めにする事が出来ました。
パネルも目地も面一の状態であれば、数ミリ程度の厚み若しくは刷り込み程度しかできなくなり、その分、耐久性も低く劣化も早いのです。
今回は大規模改修工事前提との事でしたので、それまでの繋ぎといった感じです。
費用の問題は勿論あるのですが、増し打ちを施行される場合はあくまで応急処置、と考えて頂ければ幸いです。
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