エコルの技術

7. ウィンドウ クリーナーズ in USA 

エコルの松崎が、アメリカに!


私はクリス・リチャーです。

クリス・リチャー
アメリカ在住のウインドウクリーナー。lWCAによるコンペティションでは常にベスト10に入賞しておりスクイジー技術、研究心は目を見張るものがある。
エクステリアクリーニング フェア'94にも参加しており親日家としても知られる。現在日本語を勉強しているとのことなのや再来日が楽しみのナイスガイである。

日本のウィンドウクリーナーの皆さん、こんにちはクリス・リチャーです。
私は、日本で開催された 「エクステリアクリーニングフェア,94」 にデモンストレーターとして参加したので御存知の方もいると思います。

今回その時の縁でこの″WINDOW CLEANERS IN USA″ の記事を書くことになりました。

それでは私の自己紹介から。私は現在アメリカ、オレゴン州ベンドという町で″クリスタルクリアークリーニング″という会社を営んでおり、オーナー兼作業員です。
年令は32才で4人のファミリーがいます。妻シェリー(28才)、2人の娘コニー(5才)、キヤンディス (2才)、そして妻のお腹の中にもう1人。

私は10年と半年前に現在の会社を始めました。会社を始める為にかかった費用は、電話帳に載せる為の200ドルでした。私は仕事がなかったので営業をしなければなりませんでした。
そして、現場をひとつ見つけてきてウィンドウクリーニングを行いました。

私はそこで初めて20ドルを手に入れました。シャンプーとスクイジーが私に20ドルをもたらしたのです。



現在、私の会社は町で一番大きな会社となり6人の作業員と事務員を1人かかえる程になりました。
今、私たちがウィンドウクリーニングを行っている現場は店舗とハウスがほとんでです。

高所作業が少ないのは私たちの町には5階建て以上のビルがないからです。
私たちの町ではガラスに付着した水垢が大変問題になっていて、その除去作業は私の専売特許となっています。
私はお客様が取ることのできない水垢が取れて喜んでくれた時に、とてもハッピーな気持ちになります。

ウィンドウクリーニングは私にとって今まで生きてきた人生そのものなのです。
私は窓ガラスをきれいにすることが大好きで、それによってみんながハッピーな気持ちになってほしいと思っています。


実際、アメリカでは。

実際、アメリカ人は「私はウィンドウクリーニングをしない」と言って、自分自身ではやりません。
ですから彼らはプロである私にお金を払って窓ガラスをきれいにしてもらうのです。

また私は他人の家に行っていろいろ見ることがとても好きです。人それぞれ違った顔でいろいろな考えがあるように、彼らの家もそれぞれ違うし、それが家を見ることによってよくわかるからです。


日本のウィンドウクリーナーの皆さんに、メッセージです。

日本のウィンドウクリーナーの皆さんに何かメッセージを伝えるとしたら、100%、いや110%の誠意を持って仕事にのぞんでください。何をするにもベストをつくせばあなたが仕事を探す必要はありません。

私の会社のセールスポイントは真心のこもったサービスと専門的技術です。人と会った時の最初の10秒間を大事にして下さい。その10秒間が相手にあなたを印象づけるのです。
ですから仕事においては、いかなる時もベストをつくし110%の力を発揮しなければならないのです。

クリスー・リチャー氏とエコル松崎 ゴンドラの上で撮影 in USA

クリスー・リチャー氏とエコル松崎 ゴンドラの上で撮影 in USA


スクエアカットが生まれるまで。

私が世界でトップクラスのウィンドゥクリーナーになれた理由のひとつに"スクエアカット"という技術があります。
ベストをつくす、つまり110%の力でのぞんだ結果生まれたのが「スクエアカット」です。そう、全ては私の少年時代のとある出来事から始まります。

私はよくこづかいかせぎに芝刈りをしました。芝刈機の巾は2フィートで最も早く芝を刈る方法は、すでに刈ったところを重複せず2フィートごとに刈っていくことでした。

何故かというと重複することは時間のロスがあるからです。
1日のなかでよりたくさんの芝を刈ることができればより多くの収入を得ることができるのです。もっと詳しく説明しましょう。

もしあなたが50フィートの巾の芝を刈らなければならないとしたら何回往復しなければなりませんか。
そう、25回でしょう。しかし、もしあなたがすでに刈ったところを6回重複したら全部刈り終えるのに何回かかりますか。50フィート刈り終えるのに大体32回かかります。

それでは芝を刈るのに最も効率のよい方法とは?
同じことがウィンドウクリーニングにも当てはまります。

芝(Grass)がガラス(Glass)でスクイジーが芝刈機です。最も少ない回数でガラスをストロークすることが、より早く仕事ができることを覚えて下さい。

もうひとつ。あなたがガラスの淵に残った汚水を取る必要がないとしたらどうでしょう。
あなたは今どの位時間のロスが防げたと思いますか。今より時間のロスを少なくして作業を行ったら、きっとあなたのボスは喜ぶでしょう。

例えば、スクイジーのゴムについてもそうです。スクイジーのゴムが減らないようにする為にはガラスの濡れてないところをかっぱかないことです。そう、"スクエアカット"によって、またひとつ経費が削られたのです。

これらのことは"スクエアカット"の極意のほんのさわりなのです。その他にも本が1冊書ける位の極意があります。


スクエアカットを日本の皆さんに知ってもらいたい!

そして、もし何か聞きたいことがあれば、Mr.大井(SAVINGの編集人)に聞いて下さい。私の家で彼に"スクエアカット"について教えました。この時のことが、GCAニュース版の「Window Cleaners in USA」に書かれていると思います。
そしてこの"スクエアカット"を皆さんに知ってもらいたいというのが、今回Mr.大井が私にこの記事を頼んだ理由のひとつなのです。

日本のウィンドウクリーナーの皆さんの為にひとつ私がしたいことがあります。
それは、また日本に行ってGCAのコンベンションで″スクエアカット″のテクニックを教えたいということです。
私の友人の全てと日本のウィンドウクリーナーの為に。

そしてもうひとつ。次回のコンベンションで私はギネスのウィンドウクリーニングのスピードコンテストの世界記録に挑戦したいのです。それは日本の競技台がアメリカのものよりもコンディションが良いからです。

もしこのチャンスが実現したらと考えるだけでー。
私の気持ちをどう説明してよいかわかりません。

最後に、ウィンドウクリーニングのベテランは時々自分の技術を磨くことが必要だと思います。
そして大切なことは、〝日々の訓練によって、パーフェクトになる〟ということです。

(窓ガラスクリーニング大会の模様は、こちら⇒窓ガラスクリーニング大会日本一
(エコル松崎も選手として出場しています。)



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